掃除機ってどんな種類があるの?分類も含めてわかりやすく紹介!!

 今回は、掃除機の選び方についてお話していこうと思います。多くの方が家電の選び方などお話していますが、少しでもオリジナリティを出すために、選び方については作業療法士なりの視点も交えながらお話できればと思います。

ただ、まずは一般的な掃除機の種類など確認していただきたいため、今回はオーソドックスな内容となりますことご了承ください。

目次

  1. 掃除機とは
  2. 本体のかたちによる掃除機の種類
  3. 集塵方式(ごみの収集方式)による種類
  4. 電源方式による種類
  5. 吸入口の形状による種類
  6. ちなみに日本においては・・・
  7. まとめ

1.掃除機とは

堅苦しく言うと、掃除機は、ゴミやホコリを容器内に回収する家庭電化製品となります。簡単にいえば、床のごみを掃除するための家電でこれまでのほうきとちりとりの代用品ですね。つまり、ごみを集めるための道具としての手段のひとつです。

2.本体のかたちによる掃除機の種類

本体のかたち(3種類)とメリットデメリットの要点だけ書いていきます。

  • 床移動型 (キャニスター型)

メリット:吸引力が強い(電源あり)

デメリット:本体を持ち上げると重い

  • 片手持運び(ハンディー型、スティック型)

メリット:軽い、持ち運びが楽

デメリット:不安定、吸引力が低い

  • ロボット型(自走式、自動)

メリット:自動で掃除

デメリット:段差苦手、片付け必要、高価

 

 まず、序論として、掃除をしたい人のためのQOL向上に向けての掃除機選択です。なので、もし掃除が嫌いな方は迷わずロボット型を選択です。家の敷居や段差など環境にもよりますが、圧倒的に楽で時間の節約にもなります。あとは、自然と片付けをするようになります。片付けしないと掃除機が働けないですからね。

3.集塵方式(ごみの収集方式)

要は、ゴミを集める容器部分の仕組みがどうなっているかっていうことです。基本的にはフィルターはどんな掃除機にもついていると考えてよいかと思います。高性能のサイクロン掃除機にはフィルターレスなんかもありますが。。。

  • フィルター式〔ゴミをフィルタ手前のダストボックスに貯める〕

メリット:ランニングコストがかからない

デメリット:頻繁なゴミ捨てが必要、フィルターの掃除が必要

  • 紙パック方式〔掃除機に紙パックを入れる〕

メリット:ごみ捨ての回数は少なくて良い

デメリット:ランニングコストがかかる

  • サイクロン方式〔遠心力によって空気と粉体を分離〕

メリット:ランニングコストがかからない、吸引力が低下しにくい

デメリット:こまめな手入れが必要、頻繁なゴミ捨てが必要、ごみ捨て時ホコリが舞う

4.給電方式(電源の取り方)

  • コンセント

メリット:直接コンセントから電源を取るため総じて吸引力は強い、使用時間を気にせず使うことができる、バッテリーがない分本体自体(ホース部分)は軽い

デメリット:取り回しが不便、コンセントの抜き差しが必要

※稀に吸引力がそこまででないものもあります。安かろう悪かろうの部分もあるということですね。あとは家が広い人やゆっくり丁寧に掃除をする人にはコードレスタイプの充電では足りないこともあるかもしれません。
  • コードレス

メリット:取り回しが容易、コンセントの抜き差しが不要

デメリット:定期的に充電が必要、掃除時間に限りがある、バッテリーは消耗品、バッテリー自体の重さが気になるものもある

5.吸入口の形状

吸入口とは、ノズル、ヘッド、ブラシと呼ばれるもの

ざっくり分けると、特にブラシ等のついていない吸入口(一般的なもの)と回転ブラシになります。

回転ブラシを備えたものは、掃く、拭く、かき出す、叩くなどの効果があるため、さらに効率よくホコリや髪の毛などを吸引できます。

回転ブラシには、モーター駆動方式と、気流を導いて回転させる駆動方式があります。

細かくいうとメーカーごとにいろいろと工夫した吸入口がありますが、それはまたの機会にでも。。。基本的な取り回しに大きくは影響しないので・・・。

ここまでは基本的な情報として、

掃除機を選択する際において、

高価=高機能

であるが、

高機能≠誰もが使いやすい

である。

例えば・・・、

吸引力が非常に強い

   →吸着力も強くなるため操作にある程度の力が必要になる、筋力低下などがある人には逆に不便?

ブラシの先端がモーターで回転するため前進するときにスムーズに行える

   →前進をサポートしてしまうため、立位バランスの能力によっては逆に前方へ持っていかれてしまう?

ゴミ捨てがワンタッチ

   →片麻痺の方がワンタッチでできたとして、捨てた後の蓋閉めはできる?

こういった問題点は病気で片麻痺になったとか歩行能力が低下しているとか、高齢で力がないとかそういった要因がなければそこまで大きな問題にならないと思います。しかし、片麻痺で右側の手足がうまく動かない、歩いて動くこと自体に障害があるなどの状況によっては、掃除機の利点が逆に問題点となってしまう場合もあります。そこまで考えて掃除機選びができると良いでしょう。

掃除という活動にやりがいを感じない、面倒と思っている人で、部屋に物が少なく、段差もないなら・・・

やはり、思い切ってロボット掃除機が便利です。

価格帯はピンキリだが勝手に充電したり、いない間に掃除をしてくれるのでその分ほかのことに時間をかけることができるし、場合によっては身体に無理な負担をかけなくてすみます。

ただ、動物を飼っていると、壊されておもちゃにされてしまったり、逆に部屋を汚してしまうこともあるので注意

まぁ極論、自分で掃除をしないという選択肢ですね。

6.ちなみに日本においては・・・

諸外国は屋外屋内ともに靴での移動を主としている地域が多いと思います。

そのため、必然的に屋内であっても汚れやすい環境になってしまっています。

そこで、吸引力を売りにしている商品も多いですが、実際に日本のように屋内外で靴と上履きなどかわるような地域の場合に吸引力はそこまで必要なのか、と個人的には疑問に思います。それに、そこまで大きなごみを吸うことがあるのか、たまったほこりや多少のこぼしたお菓子程度のゴミではないかなぁと。

動物がいてカーペットがある場合には吸引力が必要という意見はありますが、掃除機程度が吸引力を全力にしたところで、カーペットに吸い付いたりしてしまうだけで、強ければ補えるような問題ではないのでないかと。

個人的には吸引力はこだわらなくてもよい点だと考えています。こんなことを言うと、某メーカーに怒られそうですが。。。まぁそうは言っても、極端に安いものだと吸引力があるどころでなく、それ以前の問題あるものもあるため注意は必要です。

7.まとめ

いろいろ言ってきましたが・・・

掃除機の基本を理解した上で、掃除機になにを求めるのか。利便性、吸引力、持続力、他機能などなど。。。

そして、実際に誰が使うのか。そういった点を明確にして選択していくべきだと思います。

基本的な知識やある程度のめぼしはつけつつも、時間が許せば、実際に家電量販店でみて使ってみることが一番です!!

百聞は一見にしかず、メンテナンス云々もありますが、今後使っていくことを考えると、使いやすさを重視しても悪いことはないと思います。

ただ、価格的には買うときは基本的にはネットをお勧めします。時々型落ちだと店舗のほうが安い場合もありますが、、、

 次回は、掃除機の種類をもう少し掘り下げて、選択する際に考えるべきことについて具体的にあげていき、その流れで、片麻痺の方の掃除機を選択する上で必要な確認事項などを踏まえて、どう掃除機を選ぶのかについてなどお話できればと思います。

お金はかかるが、家電1つでQOLは目を見張るほど向上します。

それではまたっ!

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