掃除機を選ぶときの基準は?考え方から本当に必要なものを選ぼう!
前回の掃除機の話題に続いて掃除機の選び方についてお話していきたいと思います。
目次
- 掃除機の種類の再確認
- 掃除機を選ぶときの5W1H
- 掃除機に求めるものは
- まとめ
1.掃除機の種類の再確認
前回の投稿内容を要点だけ確認します。
掃除機の種類としては、
- 本体のかたち(キャニスター、スティック、ロボット)
- 集塵方式(フィルター式、紙パック式、サイクロン式)
- 給電方式(電源コード、コードレス)
- 吸入口の形状(特に何もない吸入口、回転ブラシなど)
です。
そして、基本的には①~④のそれぞれの組み合わせによって成り立ちます。④に関しては、同じメーカーであれば取り換え可能であったりはします。同じメーカーで外見が同じようなものでも、集塵方式が違うものであったり、コードレスに見えてコンセントのタイプだったりします。
例えば・・・、
マキタCL105DWは、
①スティック型 ②紙パック式 ③コードレス ④普通の吸入口
アイリスオーヤマSCD-141Pは、
①スティック型 ②サイクロン式(フィルターあり) ③コードレス ④回転ブラシ(モーター式)
パナソニックMC-PJ20Gは、
①キャニスター型 ②紙パック式 ③電源コード ④回転ブラシ(モーター式)
のようになっています。
基本的にキャニスター型の場合は電源コードでの給電がほとんどですが、2018年頃にはシャープのRACTIVE Air EC-AS510や東芝のVC-NXS2のように、キャニスター型でコードレスの掃除機も誕生しています。ただ、それ以降他社メーカーが新規商品を展開している印象はあまりありません。
逆に、スティック型だけど電源コードのタイプも存在します。アイリスオーヤマのSCA-110やツインバードのTC-E151などです。この電源コードでスティック型だと、製品を作るにあたってのコスト面が安いのかつくりやすいのか、かなり多くの知らないようなメーカーが似たようなかたちの商品を多く出しています。安いからとあまり悪いものを買わないようには注意が必要ですね。
2.掃除機を選ぶときの5W1H
掃除機を選ぶときだけでなく、日常生活の中でも5W1Hは大切であるという話は多いと思います。
5W1Hとは、
- Who(だれが)
- When(いつ)
- Where(どこで、どこを)
- What(なにを)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
を指します。掃除機を選ぶときで考えるのであれば、
Who(だれが):自分なのか配偶者なのか、子どもなのか、何かしら障害を負った方が使用するのか
When(いつ):昼間なのか夜なのか、どれくらいの頻度で使用するのか
Where(どこで):どこで使用するのか(ここは基本的には自宅で使用する方が多いでしょう)、
What(なにを):これはもちろん掃除機を、です。ただ、吸い込むものがほこり程度なのか、カーペットについたペットの毛なのか、食べこぼしなのか、などについてもWhat(なにを)で検討しても良いかもしれません。
Why(なぜ):これももちろん、部屋をきれいにするためですね。ただ、なぜ掃除機を購入する必要があるのかという根本的な点を見直せる部分でもあります。あとは、自分で掃除したいなどの気持ち的な動機も再確認して良いかもしれません。
How(どうやって、どのように):ただ掃除機をかけるだけなのか、ごみ捨てやダストボックスのメンテナンスなどもやるのかなど、細かく考えると多種多様にあります。特に片麻痺や関節可動域制限などの障害がある場合には道具によってできることがかなり制限されてしまう場合があります。そこまで考えて掃除機を選ぶ方がよりよい掃除生活を送ることができます。
3.掃除機に求めるものは
2.の掃除機を選ぶときの5W1Hをざっくりでも考えると、掃除機に何を求めるのかが見えてくるとおもいます。
- 取り回しよくコードレスであることが最優先
- 掃除範囲が広くて時間が長くなるから電源コードじゃないと足りないかな
- 階段での移動もしなきゃならないからスティック型の軽いものがいいな
- 夜に掃除をしたいからできるだけ音が小さいものが必要だな
- 歩行自体が杖がないと不安定だがら、掃除機自体が自立してくれるタイプの方が使いがってがよいかな
- サイクロン式(毎回のごみ捨てを推奨)のほうが良いような気がするけど、毎日のごみ捨てやメンテナンスをするのは体力的にも大変だから、紙パック式(たまった際に捨てるだけでよい)の方がよいかな
などなど、いろいろと見えてこなかった部分へも考えがすすむと思います。家電量販店へいくと、最新式であったり高機能なものを勧められてしまう可能性が高いですからね。まずは自分が本当に重要としていることを明確にできると良いでしょう。そうすれば、良い店員さんであればそれに合わせて商品を紹介してくださるはずです。まぁ、その量販店で買うかは別として・・・。
4.まとめ
まとめです。掃除機を選ぶ際には、5W1Hを自分の中で確認して、何を掃除機に求めているのかを明確にすることです。そうすれば道はみえてくるでしょう(笑)
掃除機だけでなく、家電全般や日常購入する雑貨でも時々考えてみることをお勧めします。掃除機の選び方とは全く関係ないですが、考えることで無駄な買い物もかなり減らせる可能性が高いです。少しずつの積み重ねで溜まったお金をQOL向上のために使う、が理想的。
ということで、今回は掃除機の選び方①でした。具体的な選び方というよりも”こころがけ”的な内容ですいません。次回は、障害のある方などにある程度焦点をあてて、作業療法的な要素も踏まえつつ書いていきたいと思います。
それでわっ!