作業療法士として利用者様、患者様にリハビリテーションを行います。リハビリテーションの中で余暇活動の過ごし方、趣味活動の提供なども行います。もともと、その人が好きな作業活動ができることはQOLの向上につながります。ただ、入院中や入所中など、外とのかかわりが閉鎖された空間では空いた時間の過ごし方が淡々となり、面白みもなくなってしまうケースも少なくありません。その中で、机上で行える空いた時間に行えるような作業活動を提供していくことも必要だと考えます。そこで折り紙が役に立ちます。(※個人的に好きな活動なだけでもっといろいろ作業活動はあります)
また、折り紙という日本発祥の活動です。折るだけでなく切ったりいろいろな動作も伴います。
と、折り紙についての話はおいておいて、今回は折り紙で折る八角形の箱について書いていきたいと思います。できる限り画像を載せてわかりやすくしていきますのでよろしくお願いします。
1.線にそって折り目をつけ、中心に向けて三点を折る
2.線に合わせて折り目をつけ、下の三角部分を上に広げる
3.縦の線で山折りする
4.裏返して横にする(右向きの矢印のような感じ)
5.線で上に折るように折り目をつけて戻す
6.裏返して、線の部分で表部分だけを折る
7.横のまま広げる
8.左側の線部分で折り上げる(直角になるため立体的になります)
9ー1.図のように線を矢印方向へ合わせるようにして折り曲げる
9-2.裏面は図のようにばらばらにならいように気を付ける
10.線で折り目をつけて戻す
1~10までで部品の折り方は終わりです。ここまでの部品を8個作ります。最終的にはその8枚を組み立てて箱にします。同じ色で作ってもキレイになります。
ここからは組み立て方になります。この先が厄介なので1つ1つゆっくり確認しながら行っていく必要があります。
11.部品2つを用意します(ここでは左黄色、右緑とします)
12ー1.右緑の隙間に左黄色を入れるようにして組み立てる
12-2.裏面は下写真のようになります(写真は途中で完全に緑と黄が重なるまで入ります)
13.裏面は緑を黄に組み入れるように隙間に入れる
14.表側はこのようになります
15ー1.上記の要領で8つ組み立てる。
組み立てる際には先端部分(10で折り目を付けた白の三角部分)は箱の下側に行くようにしながら組み立てます)
慣れないうちは、崩れたり外れたりすることがあるため、折り目をしっかりとつけること、洗濯ばさみで組み立て部分を固定するなどすると崩れずに組み立てられるかと思います)
15-2.裏面の方が難しいですが、写真のようになります。
うまく組めると写真のようにキレイな模様が出来上がります。
16.白の三角部分を隙間にいれるようにして折る
17.爪などで折り目をしっかりつけるようにして完成です
ちなみに、16枚を使って同じものを2つ作れば、蓋にもできたりします。同じサイズですが、人が作るものですので微妙な差で重なりあうわけです。
これからも、今まで作ってきたものでそこまで難しくなく、出来栄え見栄えがよさそうなものを中心に折り方を上げていきたいと思います。下に紅白鶴のリンクを張っておくのでそれもぜひみていってください。
それでわっ!!