はじめての簿記・FPおすすめ電卓1選

今回は電卓について話していきます。わたし自身が簿記3級やFP2級を取得するために購入した電卓が個人的にはとても使いやすかったので紹介したいと思います。この電卓を選ぶまでかなりいろいろ調べたり家電量販店で実物をみたりと時間をかけましたので選択としてはありだと思います。

目次

  1. おすすめ1選
  2. 電卓を選ぶ際のチェック項目
  3. まとめ

1.おすすめ1選

結論からいうと、おすすめは、CanonのHS-1220TUGです。

  • 簿記やFPの試験で問題なく使用できる
  • 実務電卓であること
  • 12桁表示が可能
  • 〔表示〕ボタンで「億万千」と「3桁位取」を変更可能
  • 〔万〕や〔千〕ボタンで「0000」や「000」の入力が可能
  • GT(グランドトータル機能)がついている
  • 2キーロールオーバー機能あり
  • 手のひらサイズでキーサイズも大きめ(キーの表面の形状がわかりやすい)
  • 裏面に滑り止めあり
  • ディスプレイ及びキー部分に傾斜がある
  • 機能と価格帯、メーカーの安心感と費用対効果が良い

個人的に決めてになったのは上記の項目です。試験で使用するうえで必要な条件だと思います。また、もし今後も使用していくにあたっても実務の現場で十分に使用できる機能を持っています(経理の人に話を聞いています笑)

2.電卓を選ぶ際のチェック項目

それでは、内容について少し詳しく話していきます。基本的に1.であげた内容について掘り下げるようにしてお話していきます。何せ、おすすめ電卓1選なので笑

簿記やFPの試験で問題なく使用できる

これは最低当たり前の部分ですが、実際に確認・使用したためHS-1220TUGは使用が可能です。やはり、機能は欲しいけど規定に違反していないかどうかは最も不安になる部分だと思いますので最重要項目として最初に挙げました。

  • 実務電卓であること

簡単にいうと、普通電卓は特別な機能なくシンプルに計算ができる電卓、実務電卓は、簿記や経理における計算に特化した機能を持つ電卓です。

具体的には、「+キー」が大きくなっていたり、早打ちでも正確にキー入力を認識できる(キーロールオーバー)と計算時の作業効率を高めてくれます。つまり、これ以下に説明するような機能がついているものは実務電卓に分類されると考えてよいです。考え方として、計算のみシンプル=普通電卓、多機能=実務電卓で良いでしょう。

試験においては、電卓のスピードが試験の合否を左右します。電卓が早く打てれば打てるほど確認や問題を考える時間をとることができます。電卓を購入するときにいろいろと考えることも重要ですが、決めたら購入して感覚で使えるようになるまで使い込み慣れるのが重要です(当時の自分へ言ってあげたい笑)

  • 12桁表示が可能

表示の桁が12桁です。10桁でもどうにかなる場合はありますが、FP2級や簿記2級になると12桁あるべきだと思います。桁数が足りないと不安になる必要がありません。実務的にも12桁は必要になってきます。

  • 〔表示〕ボタンで「億万千」と「3桁位取」を変更可能

これは初心者にはありがたい機能です。まず、試験においては「1,000,000」のように3つずつ点を打つような3桁位取となります。ただ、日本に生きてきて経理関係に触れていない人は上の数は「100万」となるため、0の単位とカンマの位置が異なり、慣れるまでかなりの時間を要します。また、打ち間違いかどうか確認しながらの作業となってしまいます。ただ、この〔表示〕ボタンがあれば、打った数を「1,000,000」⇔「100万0000」と交互に確認しながら見ることができます。3桁位取に慣れるのが一番ですが、場合によっては計算するときは「億万千」表示にしておいて、計算後に「3桁位取」にして答えを書き込むのもありかもしれません。

  • 〔万〕や〔千〕ボタンで「0000」や「000」の入力が可能

時間短縮のためのキーですね。また、0の数を打ち間違えたりすることがかなり少なくなります。また、実務電卓のほとんどについていると思われますが、「00」のキーも重要です。桁が大きくなればなるほど0を打つ頻度は多くなるため、これらのキーをうまく使えるとかなりの時間短縮となります。

  • GT(グランドトータル機能)がついている

GTとは、簡単にいうと、集計のボタンです。

例えば、300×200、140×300、120×400、350×600のそれぞれの答えを足しましょう。とした場合、普通に行うと、それぞれを計算して、紙にメモしてあとですべてを足すように手間と時間がかかります。

GTを使用すると、これらをまとめて計算できるわけです。実際に入力の仕方は以下に書きます。

[300][×][200][=][140][×][300][=][120][×][400][=][350][×][600][=][GT]

この順序で押すとすべての合計が算出されます。[=]のキーにGT(集計)していく機能があるわけです。しっかり集計できているかどうかはディスプレイの右側にGTの表示がでるのでわかると思います。この機能が何に使えるかというと、

有価証券の計算、商品有り高の計算に使えます。慣れてくれば減価償却の計算なんかにも応用できるかもしれません。ただ、あまり複雑になってくると電卓初心者には混乱を招くだけなので、前半の2つにGTが使えればメモの時間を短縮できます。上記の計算例を有価証券の計算だと思えばわかりやすいですね。

例)300円で200株、140円で300株、120円で400株、350円で600株、合計は?というように。

  • 2キーロールオーバー機能あり

これは早打ちでない限りそこまで影響はないですが、慣れてくると少なからず早くなってきて打ち間違えてしまう可能性が高まります。その際にこのキーロールオーバーは役立ちます。

簡単に説明すると、1つ目のキー入力から指から離れる前に別のキーを入力しても正確に認識されます。詳しくは調べてもらえばわかりますが、これについては理論を知るよりも入力する中で打ち間違いが減ることを理解すれば十分です。3キーロールオーバーもありますが、早打ち過ぎてほぼ3キーを同時に近いスピードで入力していく場合には必要ですが、試験勉強程度ではそこまで早くはならないでしょう。オーバースペックと思います。

  • 手のひらサイズでキーサイズも大きめ(キーの表面の形状がわかりやすい)

サイズは重要です。小さいとそれだけ打ち間違えの可能性が上がります。手のひらサイズであればボタンと指のサイズ感はフィットしやすく打ちやすいです。ただ、大きすぎても試験の邪魔になります。

また、キーの形状がCanonは工夫されているものが多いです。HS-1220は、真ん中がへこんでいるキーはやや手前が高くなっていて、押しやすくなっています(電卓自体の傾斜に合わせてある)。また、一番下の0や00などのキーは表面が滑らかな丸みを帯びており、引っかかりにくく押しやすくなっています。使い慣れていくとその使いやすさがわかります。もちろん中心にある数字の5はわかりやすいように目印がついています。

  • 裏面に滑り止めあり

以外と重要な点です。実務的にはいくらでも対応しようがありますが、試験では別に滑り止めを持ち込むのは難しいでしょう。裏面に自分で貼っても良いのかもしれませんが。とりあえず、裏面に滑り止めがついていることで、入力時に電卓がずれるのを防いでくれます。打ち間違えの防止に一役買ってくれます。また、机や試験用紙の上は意外と滑りやすいです。「試験中に滑る」は嫌でしょう。メンタル的にも重要な部分となります。

  • ディスプレイ及びキー部分に傾斜がある

これも以外と大切です。試験中、机の上の手前側に電卓を設置して入力ができればいいですが、実際には試験用紙などもあり電卓の位置はやや遠いところになると思います。その際にディスプレイが見えずに毎回覗き込んでいるようだと時間のロスになります。多少の傾斜があることでディスプレイがみやすくなります。またキーの部分にも多少の傾斜があることで入力がしやすい、キーが見えやすいといった利点もあります。

  • 機能と価格帯、メーカーの安心感と費用対効果が良い

このお勧めしているCanonのHS-1220TUGは2000円以内で購入が可能です。電卓に2000円は高いと思う人もいるかもしれませんが、試験へ合格するための1つ重要な点と考えれば安いと思います。また、その後実務で使う可能性がある場合にも費用対効果は十分です。電卓の有名メーカーとしてCasioがありますが、Canonと同機能レベルの物を求めるとやや高めとなります。そのため、こだわりがなければCanonで十分です。シャープもいろいろ種類はありリーズナブルではありますが、上記のHS-1220と同機能で調べるとサイズ感や価格帯が個人的に合うものが見当たりませんでした。(ちなみに、はじめはシャープで探していましたが、最終HS-1220に落ち着きました)

3.まとめ

個人的な電卓のおすすめHS-1220について話していきました。改めて、

  • 簿記やFPの試験で問題なく使用できる
  • 実務電卓であること
  • 12桁表示が可能
  • 〔表示〕ボタンで「億万千」と「3桁位取」を変更可能
  • 〔万〕や〔千〕ボタンで「0000」や「000」の入力が可能
  • GT(グランドトータル機能)がついている
  • 2キーロールオーバー機能あり
  • 手のひらサイズでキーサイズも大きめ(キーの表面の形状がわかりやすい)
  • 裏面に滑り止めあり
  • ディスプレイ及びキー部分に傾斜がある
  • 機能と価格帯、メーカーの安心感と費用対効果が良い

が今回のおすすめの理由です。

いろいろ電卓を調べてまわっている人にとっては何かこだわりがあるのかと思いますのでそれにあわせたものを購入するのが一番です。ただ、あまりよくわからずに試験用の電卓を探している人にとっては十分に選択の余地があると思います。各個人のレビューほど参考になるものはありません。上記に紹介した機能以外にも税込・税抜などいろいろな機能があります。電卓を使いこなせることが試験の合格に近づきます。試験を受ける方はぜひ頑張ってください。

ここまで読んでいいただいてありがとうございます。ぜひ他の記事も読んでいっていただければ幸いです。よろしくお願いします。

それでわっ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA